新潟国際アニメーション映画祭 (その5、観光・食べ歩き編)
映画祭で新潟に行くのなら、当然観光と食べ歩きです。
新潟に行こうと言う後押しになったのが、昨年から読んでいるマンガ『クプルムの花嫁』 金属加工などで有名な燕市の伝統工芸、槌起銅器の若い職人と、その彼女を主人公にした作品ですので、一度その作業の様子を見てみたいと思っていました。玉川堂さんは、その鎚起銅器の工房の一つで、作業風景を見学する事ができます。
燕市中心部の駐車場事情がよく分からないので、燕市産業資料館にレンタカーを置かせてもらって、歩く事30分弱。明治時代からと言う木造の建物と、その前にある小さな庭があります。
時間になって、店長さんの案内で工場に入ると、数人の職人さんたちが、樫の木を椅子や作業台として使って、鎚起銅器を打ち出しています。若い職人さんが多いので、聞いてみると、美大出身者を中心に、将来は独立する目標で仕事をしている人が多いそうです。他に、銅器に着色する工程なども見せていただきました。
記念として、パートナーは花立てを、私はぐい呑みを購入。手作りなので、お値段はそれなりします。でも長く使えるものだそうです。
玉川堂を辞去した後は、ちょっと早いですが、昼食に燕市のご当地ラーメン。『クプルムの花嫁』でも紹介されていた『大むら支店』へ向かいます。道の入り組んだところにありますが、お星様が的確に道案内をしてくれるもので、迷わずたどり着く事ができました。
燕市の背脂ラーメンは、工場の労働者が手軽に満腹感を得られるよう、太麺・濃いめのスープに背脂たっぷりのラーメン。チャーシュー麺を頼みましたが、太麺はほぼうどん。背脂もたっぷり載っていましたが、見た目によらずあっさり食べる事ができました。
これも『クプルムの花嫁』で紹介されている店で、昔ながらの喫茶店。昼食の後はここでお茶!と思っていたのですが、なんと臨時休業。先の『玉川堂』で伺ったところでは、普段は11時半頃に店を開け、日付が変わる頃まで開店しているそうですが、2・3日前に救急車で、多分おばあさんが搬送されたとの事。
ジュースなど飲んで、看板型のキーホルダーを買いたかったのですが、ご回復をお祈りすると共に、次回の楽しみとしましょう。
鎚起銅器をはじめ、燕市の産業を紹介する博物館。特に金属スプーンなどの展示が充実。
ちょうど 企画展「クプルムの花嫁のセカイ展」が開催されており、複製原画や、マンガで紹介された鎚起銅器などが紹介されていました。常設展でも、鎚起銅器の職人の紹介の中に、サラッとマンガの登場人物を紛れ込ませてありました。
パートナーの希望で、三条市内のパン屋さんでお茶した後は、彌彦神社へ。新潟と言えば、やっぱり平野のどころからでも見える弥彦山でしょう。
駐車場に車を置いて、深い木立の中にある本殿に参拝。本当は弥彦山にも登りたかったのですが、ドライブウェイは3月末まで冬季閉鎖、レンタカーの返却時間も迫ってきていたため、参拝だけで新潟市に戻りました。
これも『クプルムの花嫁』で紹介されていた、古い市場を再生した商店街。
彌彦神社から戻って、17時過ぎの遅い目の時間に行ったので、ほとんどの店が閉まっていたのが残念。しかしお目当ての猫の店で、ねこ焼きや箸置きを買う事ができました。
イタリアンは、焼きそばにミートソースを掛けたもので、新潟県民のソウルフードだそうです。宿近くにある「みかづき」で食べました。
たこ焼きかフライドポテトを付けて食べる事が多いとか。私たちもそれにならって…
メイン会場の16階にある、定食中心のレストラン。予約しておけば、座禅もできるそうです。ランチには「タニタ食堂の日替りヘルシー定食」が提供されます。
日替りヘルシー定食は880円(日曜日は1320円)で、会場から一番近いレストランなので、映画祭には便利です。でも「20分以上掛けて、ゆっくり食べてくださいね」と言われるので、プログラム間の時間が短い時は、ちょっと慌ただしいかも。
19日の夕食に、新潟県民のソウルフルード『バスセンターのカレー』を食べに行こうとしたところ、あいにく既に売り切れ。代わりに、隣の万代シティ2階にある、フードコートのお店。新潟の郷土料理、きりざいと、具だくさんの味噌汁のセットをいただきました。
万代バスセンターの1階にある、立食いそばのお店。でも『バスセンターのカレー』、『黄色いカレー』で有名。20日の昼食にリベンジです。
ちょうどお昼時に行った事もあって、店の前には長蛇の列。15分ほど並んで受け取り、テーブルが一杯なので、ベンチに座って食べます。
食べてみると、タマネギたっぷりの、昔ながらのカレー。普通サイズ(530円)を頼みましたが、ちょうど半分食べたところで『ミニサイズにしておけば良かった』 とにかく盛りが良いのです。食べてみたい方はご注意。 福神漬けは、自動的に載ってきます。
万代バスセンター(万代そばの隣)と、会場近くにあるラーメン屋。匂いからして魚系のスープだろうと思っていましたが、食べてみるとはやりそうでした。
ラーメンとチャーハンのセット(880円)が基本で、ラーメンはあっさり、チャーハンもパラパラで美味しいです。
新潟ご当地カツ丼の『タレカツ丼』を、発祥の『とんかつ太郎』で食べました。
丼飯の上に、薄いカツが山盛りに載っています。食べてみると、何か覚えのある味。そう、あの「ぽたぽた焼き」の、砂糖醤油味のカツ丼なのです。
ひたすらご飯と、甘い目のカツなので、後半は備え付けてある辛子を付けながら食べる方がよさそう。
新潟への行き帰りの事を書くのを忘れていました。もう1回やります。
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