【アニメーション映画】グッバイ、ドン・グリーズ
いしづかあつこ監督の作品 『グッバイ、ドン・グリーズ』を観て来ました。
https://donglees.com/
©Goodbye,DonGlees Partners
もの凄く力を入れて作っていて、作画や音響も丁寧なんだけど、
物語があちこちで飛んで、出て来たエピソードも尻切れトンボのことが多く、
何とも中途半端というか、欲求不満を覚える作品でした。
入口でガイドブックが配布されたんですが、一夜明けて改めて読むと、
作中で名前しか出て来なかった人物にまで、いしづか監督は
細かな物語を設定していたのに驚きました。
これを90分に収めるのは絶対に無理で、恐らくそれが、
観ていて感じた違和感の正体。むしろ「良くこれを90分に
収めました」と讃えるべきかも。
本来有料販売でも良い内容のガイドブックが配布されたのも、
制作側が「補足しないと観客は分からない」と承知していたから
じゃないかな?
無理に?劇場版にしたのは、前作の『宇宙よりも遠い場所』の
評価が高かったのに、テレビシリーズ故に著名映画祭での
受賞ができなかったので、今回角川は、映画祭に出品・受賞できる
作品を作りたかったのかも。
改めてテレビシリーズとして、尺をたっぷり使って、作り直して
欲しい作品です。
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